10月のおとなの学び研究会は、とよなか男女共同参画推進センターすてっぷで行われた「関西クィア映画祭」に参加し、極上の映画を観て、写真の居酒屋でその感想を語り合うという展開でした。この映画祭は、「クィア」をキーワードに、「性」とそれに関わる「暮らし・生き方」をテーマにした 映像作品を集めて上映されました。
短編も含めて3本の映画を観ましたが、メンバーの心をわしづかみにしたのが、「アロハの心をうたい継ぐ者Kumu Hina」です。ハワイでは、トランスジェンダー(ハワイ語で“マフ mahu”)は女性と男性の間/両方、両性の強さをもつ存在として古くから尊敬を集めていました。“マフ”であるヒナ先生(Kumu Hina)は、ハワイの歌と踊を若い世代に伝えているハワイ原住民。このヒナ先生の暮らしや生徒たちにアロハの心を伝えるドキュメンタリー作品です。見終わったとき、じーんとハワイの真髄と人間の温もりがやってきます。「性的少数派かつ民族少数派」というダブルマイノリティを生きるヒナさんの力強さが感じられる作品でした。以下、メンバーの感想を今回と次回に分けて紹介します。
野中さん。ハワイに行きたくなりました。最後のヒナさんのダンスを生で見たいと思いました。ありのままでいい、認められることが幸せなんだと感じられる、見たこともない映画です。人というのは、弱いものですね。愛し合っているのにけんかがある。愛して、愛されつづけたい、そんな願いが伝わってくる作品でした。
山本さん。「クィア」とは、「オカマ」「ホモ」「ヘンタイ」など、性の領域で“ふつう”ではないと考えられる人々に差別的に使われる言葉だったのを、逆手にとって、あえて「クィア」を使うことで運動を進めていると思います。これを男女共同参画センターの中で取り上げたのは、初めてではないかと思います。上映にかかわる努力、この映画祭をすてっぷでやる意味、そういう裏の話も含めて、わかってくることがあると思います。でも、ハワイのフラダンスって、とても奥深いものがあるんだと感じました。
今井さん。映画が別々の3本なんだということを知らずに見たので、最初ちょっととまどいました。ハワイというと、フラダンスがまず頭に浮かびますが、単にきれいに踊っているのではないことが分かりました。民族問題があることを、こんな形で知ったのはよかったです。
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