8月30日に開催した「おとなの学び研究会」では、この夏に企画したり、担当した研修、また自分が参加した研修について思ったこと、感じたことを出し合いました。一番盛り上がったのが、泉南市教育委員会の「人権教育講座」についての共有でした。この講座については、企画した人、講師をつとめた人、参加した人がそろっています。企画した人は「こんな講座をやりたいと思っていたことが大西さん、浮穴さんを招いて実現したので、とてもうれしかった」と。講師を務めた人は、「担当者のハッキリした思いが伝わり、何度もやり取りができたので、話しやすかった」「参加者の参加度が高く、みんさん話し始めるととても熱心で声のトーンも高かった」と。そして、参加した人からは、「日頃はこの研究会で大西さんや浮穴さんとおしゃべりしているけれど、改めて聞かせてもらって、とても感動しました」「大西さんの人権に関する失敗談が、こういう話を出していいんだという雰囲気をつくって、とてもやわらかくて、しかもみなさんの目がキラキラしている研修でした」と。
次に話題になったのは、高野山で毎年8月に行われる「部落解放・人権夏期講座」に参加した方々の感想でしたので、その講座を挙げてみます。
「ヘイトスピーチがもたらすもの~在日コリアンの若者たちのリアリティから考える」という講座では、ヘイトスピーチに対して何もしなかった、何もできなかったという若者が多くいたこと。「つながり」があってはじめて、人は行動を起こせるのではないかという言葉が印象的でした。
「今日の被差別部落におけるひとり親家族の生活実態調査から」という講座では、いろいろな要因が重なってしんどい思いをしている保護者の実態が明らかにされたことと、でもその中で子どもには差別をしない子に育って欲しいという願いがあるということを受け取ることができました。
映画の夕べで上映された「みんなの学校」(関西テレビ)という作品は、支援教育の対象となる子どもたちだけでなく、みんなの居場所をつくることを大切にしながら、子どもと教職員、そして地域の人も加わって作り上げてきた大阪市立南住吉大空小学校の記録がすばらしかった。この小学校の取組をもっと知りたいとの感想に、豊中市人権教育協議会では、このDVDを視聴して、校長先生を招いた研修を持ったときの話が出ました。
最終日の講演「障害者支援施設「麦の郷」における雇用機会創出の取り組み」がとてもインパクトがあったので、阪急オアシスでその「麦の郷」の商品を手に入れようとしたけれども、売り切れていたそうです。地域でとれたものを地域で商品化して、地域で販売していく、その戦略に注目していきたい、と。
この他にも、自分が参加された教員免許更新講習での話では、子どもが「じゃかましい」「うるさい」といった言葉を発するけれども、それをそのまま受け取るのではなく、その子の背景とか、その中でその子がどんな思いをしているのかを見ていく必要があるというスクールカウンセラーさんの話が印象的だったこと。またある教員研修では、人間が一人前になるのは、自分一人でなんんでもできることだと思ってきたけど、自分では出来ないことでも、人の力を借りることができることが重要な力ではないかと改めて思ったという発言が心に残りました。
また、実際におこなった「わくわくスタンプラリー&かるたづくり」の取り組みの過程を紹介したり、自作のおしゃべりがはずむシートを持ち寄って配布したりして研修の方法を共有しました。私からは「動詞からひろがる人権学習」のエピソードを使った研修の進め方を紹介しました。
おとなの学び研究会に参加しますと、いろんな研修を受けた気持ちになったり、これから行う研修のヒントをもらったり、そして何よりメンバーとのおしゃべりにパワーをいただくことができます。研究会が終わりますと、何時ものように会場の近くで「居酒屋ワークショップ」を行います。今回のお店は、とてもレトロな居酒屋で、かんてきに炭をいこして、鶏肉や鯵や野菜を焼いて盛り上がりました。メンバーのOKが出ましたので、飲み物や料理が運ばれる前のショットをアップします。(岡田耕治)
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